
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)
手のひらや足の裏に、たくさんの小さな膿疱(のうほう)が出現する病気です。皮膚の症状だけでなく、関節痛があったり、鎖骨(さこつ)と胸骨(きょうこつ)で接する部分でふくらんでしまうこともあります(掌蹠膿疱症性骨関節炎)。痛みは、激痛であることもあります。口腔内の常在菌であるα連鎖球菌に対して、免疫系が過敏に反応してしまうことが主要な原因です。すなわち、α連鎖球菌に対する免疫学的寛容が破綻することによって生ずる疾患です。時に、歯科金属に対するアレルギーが関与している場合もあります。
掌蹠膿疱症は、喫煙者に出現することが多いのが大きな特徴の一つです。喫煙により、口腔内の衛生状態が悪化し、α連鎖球菌が増殖すると、発病や病気の増悪に至ります。また、頭の回転の速い人が多いのが特徴です(たとえば、女優のN.E.さん)。まず、禁煙することが、非常に大切です。
虫歯の治療、歯石除去やPMTCなどの歯科的ケア、扁桃摘出(オプション)が重要なポイントです。口腔内の細菌数を低減させるために、Dr.ウオーターも併用します。
治療は、つけ薬(外用薬 オキサロール、ステロイド軟こう、尿素軟こうなど)、白血球の活性化を抑える薬剤などを用います。手のひらや足の裏の膿疱は、比較的早くに消失いたします。骨や関節の変化は、治療開始が遅いと回復できない場合もあります。適切な治療を、なるべく早急に開始する必要があります。
掌蹠膿疱症とアレルギーに基づく手湿疹を合併している方もいます。この場合、アレルギー疾患の項に記載した方法により、体質改善を併用すると、より効果的に改善を図ることができます。
☆当クリニックにおいでになる方は、他の医療機関を2つ以上回って来院される方がほとんどです。
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