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すずひろクリニック さいたま市 アレルギー疾患

アレルギー疾患

花粉、食べ物、ハウスダストなどの様々な特定の抗原が体内に侵入してくると、前触れなく、過敏な反応が出現するのがアレルギー疾患です。アレルギーが疑われる方は、まず非特異的IgEと特異的IgE抗体(スクリーニングには、セット項目を測定するのが普通です)を測定いたします。非特異的IgEは、IgE全体のことです。この値が、正常の範囲(173以下)にはいっていても、特異的IgE抗体が検出されること(=陽性)は決してまれではありません。非特異的IgEが、10以下位の低レベルですと、特異的IgE抗体が検出されることはほとんどなくなります。

歯科用金属アレルギー
が疑われる方は、パッチテストを実施いたします。30分後48時間後に判定します。月曜日、水曜日の実施となります。チタンに対するアレルギーが疑われる方は、純チタンのプレートを用いたパッチテストを行います。

 アレルギー疾患に対して、一般的には、抗アレルギー薬が用いられます。一定の効果は得られます。花粉症の時期には、大切なお薬です。しかし、アレルギー反応が出やすい間は、薬剤を使用し続けなければならないというデメリットもあります。また、アレルギー体質そのものを改善する効果はありません。

 アレルギー疾患の分野において、近年、「衛生仮説」という学説が注目されています。第二次世界大戦後、衛生状態が急速に良くなって、寄生虫やさまざまな感染症が身近から消えてしまったことが、アレルギー疾患が増えた大きな要因であるという学説です。本来は、寄生虫やダニなどの排除をするために働いて体を守ることに役立っていたIgEを主体とした免疫系の一部が、攻撃する相手を失って、他のさまざまな抗原を誤って認識し、攻撃するようになったのがアレルギー疾患である、という考え方です。

 免疫システムは、大きく2つに分かれます。細胞性免疫(=ウイルスに感染した細胞、細胞内寄生細菌、がん細胞などを攻撃する免疫システム)と液性免疫(アレルギーに関与するIgEの産生を含む)です。細胞性免疫が活性化すると、液性免疫を抑えることが知られています。細胞性免疫を活性化するには、いくつかの方法があります。特定の乳酸菌を摂ることによっても、活性化し、これによりアレルギーがある程度抑えられることが知られています。

 また、一部のワクチンも細胞性免疫を活性化します。BCGがその代表です。気管支喘息の方は、ツベルクリン反応が弱いことが多いという報告があります。このため、一部の医療機関において、BCGをアレルギー疾患のある方に対して接種する試みがなされています。当クリニックにおいても、アレルギー疾患(花粉症、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、クインケ浮腫、慢性湿疹、手湿疹、慢性じんましん、食物アレルギー、アナフィラキシー、など)のある方に事前にご説明して、十分に理解・納得していただいた方だけに、BCGなどの細胞性免疫を活性化する市販のワクチンを接種いたします(BCGは、ツベルクリン反応の弱い方だけが対象です。自費診療となります。)

 個々のワクチンは、それぞれの適応となっている対象の感染症を予防すること第一義的な目的です。アレルギーが起きにくい体質をめざすことは、あくまでも、副次的な目的となります。この点を、まず十分に理解していただく必要があります。詳しくは、担当医にお尋ねください。

 体質改善は,軽症の場合、平均的には、通常4-6カ月を要します。なお、アトピー性皮膚炎は、症状の程度にもよりますが、HPVなど、アレルギー以外の機序も関与しているため、その他のアレルギー疾患よりも、時間が多めにかかります

 4回の接種直後、通常、IgEは、20-30%減少します。IgEレベルの低下に比較して、臨床症状の軽減するレベルの方が大きくなります。

  ワクチンは、すべて自費診療となります。軽症者の標準的なコースで、月1回程度の接種、合計4回で26,700円です。中等症・重症者は、状態や反応によって、ワクチンの接種回数や種類が増えますので、費用は、個人によって異ります。

 なお、当クリニックでは、いわゆる古典的な減感作療法は行っておりません。アレルギー体質の方は、複数の抗原に対して、反応を示すことが多く、こういった方に対する一つ一つの抗原を用いた減感作療法は、遠い道のりになると考えられるためです。

 なお、アレルギーの中で、突然発症する、命にかかわるような重症なアレルギーをアナフィラキシーといいます。このようなエピソードのあった方には、アドレナリン(エピネフリン)の自己注射キット(エピペン)を処方します。

 ☆ エピペンは、2011.9保険収載されました

  コントロール不良の重症アレルギー性喘息には、抗IgE抗体(ゾレア)を使用いたします。

       

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