
巻き爪(弯曲爪) 陥入爪 爪白癬
巻き爪 陥入爪巻き爪は、爪のサイドが、巻いている爪のことです。陥入爪は、爪の角が、とげのようになって皮膚に刺さっている状態を指します。いずれも、足の親指に起こりやすい爪の異常です。先のとんがった細い靴を履いたり、深爪をしてしまうとこのような状態に陥りやすくなります。しばしば化膿し、痛みで歩くことも困難になります。化膿しているときは、まず、抗生物質の軟こうや飲み薬、ときに点滴注射で細菌感染を治療する必要があります。
この治療は、これまで、爪のサイドを根元(爪母細胞がある)を含めて取り去る手術を行うのが主流でした。手術後、治癒するまで、(1週間から10日間程度)は、一時的に歩くのが困難になることや、爪の横幅が短くなって見栄えが悪くなる欠点がありました。
足の外科で有名な町田英一医師が「マチワイヤ」という形状記憶合金のワイヤを使用して、巻き爪や
陥入爪を治療する方法を開発されました(特許)。伸びた爪の先の方に、2か所の穴をあけ、1本のマチワイヤを通します。そのあと、外科用瞬間接着剤で固定します。マチワイヤを装着するときに痛みはありません。簡便ですが、画期的な治療法です。これを1〜2カ月の間隔で、数回繰り返すことにより、爪の形が正常に戻っていきます。保険適応がないため、自費診療となります。
足にフィットする靴、特に足先の横幅が十分ある靴を購入して再発しないように努めることも大切です。
マチワイヤ 1本 4,000円(3〜4回使用できます)。
マチワイヤ装着費1回 2,000円
マチワイヤ初診料 3,000円
マチワイヤ再診料 1,500円
☆ マチワイヤ装着以外に, 同日に保険診療を行う疾患がある場合は、マチワイヤ初診料、再診料は不要です。
マチワイヤの装着を希望される方は、爪の先端を3mm以上(できれば4mm以上)伸ばしておく必要があります。装着できるかどうか心配な方は、一度、受診して下さい。どの程度、爪が伸びるまで待てばよいか、判断させていただきます。装着には、痛みはありません。麻酔も行いません。
爪が厚い場合には、マチワイヤ装着時に、ダイヤモンドチップを装着したルーターを用いて、矯正が効率的に進むように、爪の両サイドを削ります。
マチワイヤの太さは、各種サイズ(太さ0.3-0.55mm)があります。太いサイズは、矯正する力は強いのですが、爪が薄いと爪が割れてしまうことがあります。細いサイズのワイヤは、矯正力は弱いのですが、爪が割れるリスクは小さいです。爪の状態、厚さ、生活パターン(運動が多いか少ないかなど)を考慮して、ワイヤのサイズを選びます。
マチワイヤを装着された方は、激しい運動は避けることが望まれます。爪が割れてしまうリスクが高まるためです。運動を沢山される方は、瞬間接着剤による固定を、週に1度程度追加することが望ましいです。一般的な生活パターンの場合は、次のマチワイヤ入れ替えまでは、そのような接着剤の追加は不要です。軍足をはいて、普通の上に靴下をはくようにするとマチワイヤを装着した爪が割れにくく保護されます。
マチワイヤ挿入後、1か月ごとに、来院する必要があります。状態の確認、調整を行います。
巻き爪や陥入爪がある場合、爪白癬を合併していることが少なくありません。この場合には、その治療も合わせて実施いたします。
巻き爪や陥入爪に伴って発生する爪周囲炎や不良肉芽も治療いたします。こちらは、保険診療の範囲内です。
爪白癬
爪白癬は、爪に水虫の菌(白癬菌)がはいった状態です。巻き爪や陥入爪にもしばしば合併します。飲み薬(テルビナフェンやイトラコナゾール)を数カ月服用する治療法を行います。マチワイヤによる巻き爪の治療と同時に爪白癬の治療を行うこともあります。
飲み薬による爪白癬の治療が無効である場合や、合併症などで内服を続けられない場合もあります。このような場合には、爪の表面を削って専用のアプリケーターを取り付け、白癬に有効な液体の抗真菌薬を爪にしみこませる方法も行います(爪白癬アプリケーター療法)。
月に1回 実施します。1回は24時間のアプリケーター貼付となります。1回 5,000円
合計で6回程度実施すると、より効果的です。
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