
にきび(尋常性ざ瘡)としゅさ(酒さ)
にきび主として、10歳代に発症します。性ホルモン、特に男性ホルモンが発症に関与しています。男性ホルモンが顔面などの皮脂腺の分泌を刺激すると、面靤(めんぽう)とよばれるポツポツとした発疹が形成されます。これに、アクネ菌が感染し、増殖すると、さらに炎症が生じます。
スキンケアには、高濃度電解次亜塩素酸水(当院の販売名 「Dr.ウオーター」)を使用します。お風呂上がりに、Dr.ウオーターをしみこませたコットンで、パッティングをします。効果的に殺菌ができます。痛みはほとんどなく、色もつきません。
外用薬としては、アクアチムクリーム、ダラシンTゲル、ディフェリンゲル、イオウ入り保湿剤などを使用します。内服薬としては、テトラサイクリ系やマクロライド系の薬剤を使用します。ケミカルピーリングを施行することもあります。
しゅさ
酒さは、両ほほ、鼻、額などに紅斑(皮膚が濃いピンク色になること)、毛細血血管拡張、肉芽腫様(にくげしゅよう)変化などを生ずる病気です。赤ら顔や赤鼻といわれることもあります。中年の女性に多くみられます。症状が進行すると、にきびの様なポツポツ(毛孔性丘疹や膿疱)が出現することもあります。にきびは、10歳代が主となりますが、酒さは、30歳以降に出現します。両側のほほと、鼻が赤くなるため、全身性エリテマトーデスにおいて出現する蝶形紅斑に似ている場合もあります。鼻の症状が主体で、でこぼこになるタイプは、鼻瘤(びりゅう)ともいわれ、男性が多いのが特徴です。
にきびに比べ、酒さは、治りにくいとされています。
外用薬は、にきびに準じた付け薬を使用します。
酒さの治療においては、口腔内の細菌数の低減が大切なポイントです。口腔内の細菌に対し、免疫系が過剰に反応し、結果として白血球の過剰な活性化が生じた結果、発病すると考えられるためです。う歯や歯周病の治療、歯石除去、PMTC、音波歯ブラシ、デンタルフロス、口腔ケアなどが必要となります。また、高濃度電解次亜塩素酸水(当院の販売名 「Dr.ウオーター」)を用いたうがいは、口腔内を効果的に殺菌することができます。Dr.ウオーターを用いたうがいを毎日続けると、口腔内の汚れがとれ、細菌数も少なくなるにつれ、酒さは軽減していきます。
内服の抗生物質を用いる場合もあります。テトラサイクリン系やメトロニダゾールが有効とされています。これらの薬剤は、歯周病菌にも有効であり、これらの細菌数を低減させること介して、酒さを改善させている可能性があります。
また、白血球の活性化を抑える薬剤が大変有効です。
これらの歯科的治療、口腔ケア、外用薬、内服薬を適切に組み合わせることにより、酒さは鎮静化していきます。
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