皮膚科小手術を行います。 

皮膚科小手術

以下に記載する小手術は、基本的に保険診療の範囲内にて実施いたします。

粉瘤(アテローマ)
皮膚表面のしこりで、中央部にしばしば穴(へそ)があります。しこりを押すと乳白色の内容物がにゅるにゅるとでてくることがあります。内容物は、悪臭を伴っていることも少なくありません。粉瘤は、炎症を起こし、赤く腫れあがることもあります。内容物を絞り出しただけだと、しばらくするとまた中に内容物たまってきてふくらんできてしまいます。粉瘤全体を切り取って縫合することも行われますが、傷跡が大きくなる欠点があります。当院では、へそ抜き療法(くりぬき療法)を中心に、治療を行っております。これは、粉瘤全体に麻酔をしたあと、中央部分の穴(へそ)を含めて、直径4mmの円形のメス刃を用いて、皮膚を切除する方法です。この後、内容物をもみだします。それから、袋(壁)全体を引っ張り出します。この方法は、手術時間が短く手術跡が小さくてすむ特徴があります。注意点としては、袋(壁)の一部が、皮膚の中に残ってしまうと再発することがある点です。湿潤療法を用いて、中央部分にあけた穴が上皮化するまで、毎日、創の処置を行っていく必要があります。
 
 手術翌日は、必ず来院していただきます。その後の通院が難しい場合には、湿潤療法を正しく行えるような包帯交換セットをお分けいたします。その使用法についてもご説明いたします。
 
 アテローマの部位が、露出部位である場合、新しくできた皮膚は、紫外線により色素沈着を生じやすくなっています。キズパワーパッドなどで傷のカバーを長く行うか、日焼け止めクリームを比較的長期間しっかり使用する必要があります。

ほくろ
一口に「ほくろ」といわれている病変は、母斑細胞母斑、脂漏性角化腫、blue nevus、外傷性刺青、基底細胞腫、血管腫などさまざまなものが含まれています。形が不整なものや急に大きくなってくるものは、悪性黒色腫(メラノーマ)の可能性もあり、病理検査が必要になってきます。当院では、あまり大きくないほくろを対象として、外科的切除を実施しております。局所麻酔をしたあと、直径8mmまでの円形のメス刃を用いて、病変のある皮膚を切除します。形が不正なものは、通常のメスを用いて切除します。切除したほくろは、すべて病理検査を実施します。切除した箇所は、電気メスなどを用いて止血します。止血用の縫合を行うことがありますが、創自体は、湿潤療法を用いて、上皮化させることを主体に行っております。この方法の長所は、無理に皮膚をよせないので、鼻や瞼などもともとある構造物の位置がずれない点、手術時間は短く、また傷の大きさも小さなものですむ点、などです。欠点としては、上皮化するまで、やや長期間にわたって、正しく湿潤療法を丹念に行っていく必要がある点です。年齢、ほくろの部位、大きさなどによっては当院で対応できない場合もあります。その時は、対応できる施設に紹介いたします。悪性という結果がでた場合にも、専門病院に紹介いたします。
 
 ほくろの部位が露出部位である場合、新しく覆ってきた皮膚(新生皮膚)は、紫外線により色素沈着を生じやすくなっています。キズパワーパッドなどで傷のカバーを長く行うか、日焼け止めクリームを比較的長期間しっかり使用する必要があります。

スキンタグ・軟性線維腫
中年の女性の首の周辺に多く見られます。長さは、数mmから、1cmほどまでの大きさで、いぼのように見えます。通常は、10個-30個くらいの場合が多く、ぱらぱらと散在しています。色は肌色(皮膚の色)です。多くの場合は、麻酔なしで、鋭利なはさみ(眼科用剪刀)で切り取ります。サイズが大きい場合には、麻酔して、切除し止血することもあります。逆に、切り取ることも困難なほど小さい場合には、冷凍凝固することもあります。

ガングリオン
中年の女性の手関節や足関節の背側面や指などに生じやすいい真珠のようにころころした弾力のある良性腫瘍です。注射器で局所麻酔薬を内部に注入したあと、指で圧迫して破砕します。麻酔しますので、痛みはありません。また処置に要する時間も短時間ですむ利点があります。ガングリオンが神経を圧迫して、神経麻痺をきたしている場合は、この方法は行いません。

20分以上の時間を要する皮膚科小手術は、基本的に、月曜日か火曜日の午後に行います。予め、状態をお見せいただいてからの手術予定日の決定となります。ご承知おき下さい。土曜日は、手術は行っておりません土曜日は、1週間のうち最も多数の方のご来院があるためです。

   皮膚科小手術 すずひろクリニック    

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